古来からの日本住宅が持つ特性と最新の住宅システムとのコラボレーション。
最近、ほとんどの大手・中堅ハウスメーカー、ビルダーの方々は、昔は無かったエアコンや高性能断熱材や気密サッシ等をフルに使った住宅を前面に押して、それらを営業戦略としている会社が多いようです。

しかしながら良く考えてみますと、それらの仕様は極寒・極暑の地域では有効かも知れませんが、この茨城の地では対応が過剰なのでは？という疑問が残ります。
もちろん、現代の機械文明の利便さを全否定するつもりはありません。むしろ良いところはどんどん取り入れるべきと当社も考えております。

住宅の住みやすさの基本とは、採光・通風・保湿・除湿かと思いますが、古来からの日本住宅は限られた条件の中で、できるだけそれらを達成するよう、努力して参りました。なぜ限られた条件かと申しますと、相手が自然（天然）だからです。
人間は最終的に自然の力には勝てません。先人達はそれを知っていました。
そういう意味ではこの茨城の地は気候的に非常に恵まれており、基本的に極端な断熱法等は必要ないと考えております。

当社の家造りの基本コンセプトは自然に逆らわず、なお且つ、最新の人間の知恵である機械やシステムをうまく融合して、その時代に合った[自然（主）＋人間の知恵（従）]な建物を提供し続けることと考えております。

当社の考えは、それらを完璧に強力に実施する事を望むお客様には、WB工法を。
また、茨城の地で一般的な仕様で十分であれば、当社基準仕様（採光・通風・保湿・除湿優先）での家造りをお勧め致します。